竹田市民図書館の改装:の報告

           
         
         
         
         
         
         
    

いってきました、竹田市。といっても東の住人にはよくわからないでしょうが、熊本から車で一時間半、大分からも一時間半、という山の中の盆地、ただし昔郡の役所がおかれていたこともあって、一種の小京都です。
そとにでるには必ずトンネルをくぐらないといけないので、別名蓮根町、だそうな。
そのトンネルがみんなよく似ているので、私らも外へでるたびに迷子になりました。
おもしろ〜い、、、。
一番の有名人はやはり滝廉太郎でしょう。くぐるたびに廉太郎の曲が流れるトンネルがあったりして。
竹田(たけた、です。念のため)市民図書館はよくいえば年輪を感じさせる由緒正しそうな建物。私もこういうのは嫌いじゃない。ただし、ちゃんと運営されていれば、の話で、いまのほとんどの図書館がそうであるように、建築家のおもちゃにされて、使えないどうしようもない広い建物よりは、まだこのほうが、、、ともおもいますが、それもくどいようですがちゃんとしてればの話で、本代が少なすぎるのは歴然としているし、必死なやってるのはわかるけど、、、ねえ、、なんだよね。
専門的な知識がいるもんてさ、善意と熱意だけじゃどうしようもないんだよね。
てなわけで、まずいちにち分類講座をし(きてくれたひと、ありがとう)その次の日、図書館開けてる日なのにお客さんに迷惑かけちゃまずいってんで、朝もはよから児童室だけ、かたづけました。
なんせ、10畳くらいしかない部屋なんで、小学生以下は別の部屋にいってもらうこととして、とにかく要らない本を出し、配置をきめ、入れ直すまで8:30から12:00までみんなでぜえぜえいって働きました。たった三時間半で、よくわからない、、、部屋から図書館らしくなった、と自画自賛、、、していいよね。本当に配置変えをするだけで、こうもちがうもんかといつも自分でも驚くよ。びっくりするほど居心地よくなったところで時間切れ〜、おしまい〜。
あ、東京と名古屋から手伝いにいった、私の側は私をいれて5人、なかには東京から竹田まで青春18切符で来た人もいて、やっぱり私達って、酔狂でけったいなひとだと思われただろうね。でも学者ってそういうもんなんだよ。
おまけに、児童室は昼でおわっちゃった、、、それ以上は許可がおりなかったので、午後見に行った小学校で、私達はものもいわずに本を出し始めてしまいました。コンピュータをいれるために窓際一面、本棚をどかさなきゃいけないっていうんで、そんなことひとりでやってたら大変だってのもあったのですが、正直なところ、午前中不完全燃焼だったんで、止まらなくなっちゃったんだよ〜。だから先生、そんなに恐縮していただかなくてもいいです。あれは私たちのストレス解消だったんですから。
生徒数25人の、ゆったりした学校で、この子たち、どこになんの本があるか全部覚えてるんだろうなあ、という感じ。捨てたら怒るかな〜と思いつつも、いいや、捨てちゃえ!
ごめん、あとでなんとかするからさ。でもこれ残しとくとあとでしごとにならない。
だってどの本も読み込まれてぼろぼろなんだもの。ほんとにもう、文部科学省、金よこせ!
でもいまの段階ではお金もらってもなんにもならないだろうなあ。先生方本、知らないもの。いくらあっても、役にたたない本買うんじゃ、なんにもならないよ〜。
そういうわけで、そのあと温泉入って、ごちそう食べて、夢もみるひまなくぐっすり寝て、竹田はおしまい。
お世話してくれたみなさん、ありがとうございました〜、竹田はいいとこだ〜、またいきたいです〜、だからめげずにがんばってね〜。


その次の日は大分へ。私は仕事、でほかのみなさんは大分県立図書館へ。
休みにもかかわらず(ただし、なかで仕事してる人はいる)、見せて下さったそうでありがとうございます。


それから延岡へ。
延岡は宮崎空港からも二時間半、、、熊本からは3時間、、、博多からは、、、というどこからいっても近くない、都会です。
そこまできてくれた、豊橋とヒロシマのおふたりさん、ありがとう。
延岡もまず分類講座をしてから、岡富小をふつか、方財小をふつか。
特に方財は小さい、暗い、臭い(カーペットがビニールみたいなのでね、雨が降ると臭いのよ)だったので、どうなることかと思いましたが、うまくいきました。
なんせ25000えんで、カーテン八枚もつけたんだからね、奇跡のようなもんだ。
もう、絶対できないね〜。
あと延岡は強力な(かつすこぶる優秀な)ととろ三人の会、のかたとPTAがいらっしゃるので、本棚製作から、ペンキ塗りからカーテンの仕立てまである程度、事前にやっといてもらえたので、ふつかでできましたが、そうでなけりゃ、絶対無理だったでしょう。
いやあ、私ってほんとに運がいいね!
最初に方財小のようなとこから依頼がきたら、やっぱり私には無理だ、、、と思ってやるのやめたかもしんない。
やるたびにきっちりひとつづつ問題がおきて、だんだん難しくなっていくんだもん。
それにもちろん先生がたのがんばり、とね。
だっていくらなんでも床の張り替えまではむりだもの。いや、能力じゃなくて、金銭的に。20万や30まんそこらじゃ床ははれないよ。本当に、校長先生、ありがとね。
もちろん、これで完成したわけじゃなく、これからつくらなきゃならない本棚とかもまだあるし、もちろん本を入れなければなりませんが、一応これで使えるようになったと思います。
新学期、始まってどうなったかな。

帰って来てから、立川10小、西砂小、福生2小、青梅三中、福生6小、などの続きを手伝い、これでかんこさんの実に有意義な夏休みは終わりました、まる。

さあ、新学期だ!