1999年、昔佑学社で出ていて、今は手に入らなくなっていたアリキの「恐竜物語」シリーズ6冊をリブリオから再版しました。
私の大、大、大好きなシリーズだったのでどうしても欲しくて、新しい情報も入れて再版したものです。
これからの時代、情報そのものは本よりもインターネット、の方が新しくて早いということになるでしょう。
その時ネットにできない本の役割というか値うちは、コンセプト、ものの考えかたや、情報の並べかた、組かたでいかに魅力的なものを作れるか、ということになると思います。
このアリキのシリーズは絵本ですが六冊あわせて読むと大人でもこれで充分という程度の博物館と恐竜学、の知識と考えかたはおさえられるようになっていて、私はその切り口構成力がとても好きなんです。
というわけでこのシリーズはこれからの図書館や文庫、小中学校の図書室には必需品です。
おまけ。
『ブリズル先生のマジックスクールバス』(岩波書店)のシリーズと、かこさとしの『富士山大ばくはつ』『きにはタヌキを知っているか』『ひがんばなのひみつ』もコンセプトと構成が素晴らしく、自由研究のお手本のような本なので、学校図書館のはぜひ入れてください。
2000年3月に次のを再版する準備をしています。が、出版社の方では再版(といっても出版社が違うので新作をつくるのとかかるお金はたいしてかわりません)はあまり売れない、といいます。
というわけで、もしその本が出たらお買い上げくださる図書館、文庫、個人のみなさまがいらっしゃいましたら、注文、もしくは激励のFAXを送って下さい。
FAX:03-3943-3540 松本さま(「さま」つけてね)宛へ!
お願いですからイタズラ、ぼとう、のFAXはやめてください。心証を悪くするとつくれる本もつくれなくなります。
どうぞみなさま、良い意味での圧力団体・・・圧力個人・・・になってください。
つくる本は、
です。
なにとぞよろしくお願いします。