今年(1999年)のマンガのナンバーワン! はなんといったって、「ヒカルの碁」(ほった ゆみ作小畑健著集英社)。
年末に4巻がでたけどただ今ベストセラー街道ばくしん中。
ホント、子どもって見る眼が高いや。
マンガに不慣れな人や女性が呼んでもおもしろいからまあまず試してみて。
そんなのあまりにもマトモすぎて・・・という人には明智抄の「野バラの国」(白泉社)。
この人のマンガって毒があっておまけにあまりわかりやすい絵じゃないけど(ヘタともいう)、今回のは読めると思う。
タイトルの「野バラの国」はアル中の父親と泣くしか能のない母親のそばで、見えない友達と、彼女がさそう”どこにもない国”に憧れる小学校の女の子の話。
「メッキ星人の罪」は一番にならなきゃ許してくれない母親の下で自殺する優等生と、パッとしない親友の物語。彼女のいやしかたは今までのマンガより一段上だな。
あとは宮脇明子の「黄昏だんすくらぶ」と「庭師庭左衛門」だな。前者のテーマは老人モンダイだが単なる弱者でおわらせてないとこはさすが・・・。後者はストレンジャータイプ・・・いきなり現れて現実ひっくり返して去っていくヒーローものね・・・のミステリー。
いやされるのは名家の鬼っ子の女子高生でヒーローは流れ者の庭師! なんである。
ではよいお年を!