(2)図書館特論

           
         
         
         
         
         
         
    
 今日から始まった「図書館特論」のセンセイは野末俊比古氏という三十代の学者さんである。
 それも少壮気鋭の若い学者、というイメージの、そのまんまモデルに使えそうな、ひょろりとしていて、茶目っ気があって、理想があって、だけど現実もわかっててバランス感覚がいい・・・これはどっかでぶつかったイメージだなと思っていたが、途中で、そうそうエラリー・クィーンじゃん、と思いついた。
 JETがみたら喜ぶかも・・・。
 やっていることは「IT革命」。これからの図書館とコンピューターの関係はどうなるか、というもので、ゼンブ、おもしろかった。
 なぜかっていうと、ゼンブ知らなかったから。
 最初にコンピューター図書館をイメージできるようになるのが目的だ、といい、イメージできるように授業をしてくれた。
 来年あたりから小学校でも「技術」の時間に「コンピューター・情報」という時間が入るので、あと十年もすれば子どもたちはそういう子だらけになるのだそうだ・・・。小も中も高校も・・・。ひぇ〜。
 何を教えるのか(理解しなきゃいけないか)はっきりしていて教え方の上手い人の話というのは快感である。
 試験モンダイは、
「ねっとが発達してだれでも何でも見られるようになったら図書館なんてもういらないんじゃないの? といわれたらどうします?」というものだった。
 まあ、本質的。
 さてみなさんならどう答えます?