アンガスとねこ

マージョリー・フラック:作、絵
瀬田貞二:訳 福音館書店

           
         
         
         
         
         
         
    
    
 イヌのアンガスは、日ごとに大人になりましたが、体がのびても、背は高くなりませんでした。スコッチテリアだからです。大人になるにつれて、いろいろなことを覚えました。カエルが跳べることや、自分が跳べないことも、風船が割れることも! 
 けれども、表に出ると、とても知りたいのに、まだよく知らないものがありました。それはネコでした。
 少し横に長い形の絵本の中にアンガスの心はほのぼのとやさしく、そしてネコとの出あいがじつに楽しく描かれています。
 この本が初めて発行されたのは1974年でした。この間、子どもたちに愛され親しまれた絵本でしたが、残念ながら絶版となっていました。
 今回福音館書店から限定版・復刻絵本と童話全13巻の中の一冊として再販されました。
 (天)=静岡子どもの本を読む会
テキストファイル化富田真珠子