エジプト

小松義夫・写真と文
偕成社

           
         
         
         
         
         
         
    
    
 いま世界に住む子どもたちはどのように暮らして未来を見つめているのでしょう。
 このシリーズではひとりの子どもの生活をとおして、その国々の文化・習慣・暮らしぶりがたくさんの写真とともに紹介されています。
 世界の子どもたち・33巻のエジプトは古代エジプト文明から長い歴史のなかで多くの国が栄え、そして滅びそれをくりかえしながら現在にいたっています。エジプトの国土の大部分が砂漠で、人の住めるところは国土の三−四%しかありません。そのほとんどが、ナイル川に沿った緑地帯と下流に広がるデルタ地帯です。ナイル川から運ばれた肥沃(ひよく)な土地はデルタ地帯をうるおし豊かな作物を生み出し、エジプトをささえています。
 首都カイロに住む十歳の少年アフマド君が、村の生活・イスラム教・食事・学校・カイロの街・歴史・・・・・・さまざまな姿を案内してくれます。きっと楽しい発見があることでしょう。
 (天)=静岡子どもの本を読む会
テキストファイル化山本京子