からだを知る本

山田均:著
川上洋一:絵 草土文化

           
         
         
         
         
         
         
    
    
 「がいこつ」というのはおばけじゃないの。人間の体の骨組みなのです。
 人間のからだは、二百個以上の骨が土台になり、からだを支え、脳や肺や内臓をしっかり守っています。そして、なんと骨は血液の製造工場、カルシウムの貯蔵庫でもあるのです。
 でも「がいこつ」一人じゃ何もできず、筋肉という「あいぼう」があって、はじめてからだは自由に動くのです。
 筋肉は細いせんいがより集まってできていて、おもに体を動かすための横もん筋と、内臓を動かすための平かつ筋の二種類があります。筋肉はきたえれば強くなりますが、子どものときは、あまり無理なきたえ方をしてはだめ。
 この本はからだの仕組みをわかりやすく、楽しく紹介しています。そして子ども時代は骨や筋肉ができる大切なときで、どんなことに注意したらよいか教えてくれています。
 独特なさし絵も十分楽しめるでしょう。
 (安)=静岡子どもの本を読む会
テキストファイル化山本京子