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最近の絵本のなかでよかったのは新美南吉作・長野ヒデ絵の「狐」ですね。 新美南吉という人は常々、ちゃんとした評価をもらっていない・・・と思っていたんですが、やっぱ、凄いわ・・・。 まあね、宮澤賢治と比べればずっとシビアだし、ビョーキでないからなんというかつるつるのガラスの壁のようで、とっかかりがない、というかくいこんでいけない・・・のがイマイチ評価が低い理由だと思うけどさ。 オタクが入り込めないのよね〜。 で、彼の作品の中では一番くいこみやすい「てぶくろをかいに」と「ごんぎつね」だけがもてはやされて・・・。 ストーリーを紹介するとあのなんともいえない余韻が消えてしまうからここではなんにもいいません・・・のでどうか読んでね。 このお話を探し出して絵本にしようと思った編集者に感謝! 本屋で立ち読みしてもほんの10分で・・・で、買って帰ってくれるともっと嬉しいし、小・中・高の図書室にはゼッタイ、入れてね。(赤木かん子)書き下ろし |
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