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性教育の絵本です。だれよりもまず、お母さんに読んで欲しい本です。 大人も子供も、生きていくうえで基本的に一番大切なことなのに、なぜか隅の暗いところに押し込んで、性の教育などとは少しも考えないで来ました。性に対して「豊かで人間的な考え方を持たせ、よりよい価値観を身につけさせることは、実は、その子の人格形成に大きくかかわってくる」という考えで、この絵本シリーズは作られています。 この<A>は「おとうさんは なぜこどもたちといっしょに くらしているのかしら。おとうさんは うちのなかで なにをする人だろう」─そんな問い掛けで始まり、「おかあさんは、おなかの中に小さなちいさなあかちゃんの卵をもっている。おとうさんは、もっと小さな種をもっている」と話し掛けます。 「エッ、たまごだって、卵だって! まさか」というこどもたちのみずみずしい感性にこたえられるように、絵も明るく力強く描かれています。 @おかあさんAおとうさん(幼児から)Bあいしあう動物たち(低学年から)CあかちゃんはどこからきたのD女の子(中学年から)E男の子Fあなたが生まれるまでG生きること愛すること(高学年から)─興味深く人間らしい喜びの意味が語られるこの絵本シリーズ(全八冊)は、性を自分のこどもに向かって話し掛ける大切さを教え、大人たちに子供を育てる自信を持たせてくれます。
(服)=静岡子どもの本を読む会
テキストファイル化岡田和子 |
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