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乗り物や植物の図鑑と同じ気分で「ことば」を集めてパノラマ図鑑にしようという試みに五味太郎さんらしいキラリとしたセンスを感じます。 「おこる」「おとす」「たつ」「ころぶ」「なげる」「はこぶ」「なく」「たべる」・・・・・・。といった日常生活によく出てくる動詞を約五百七十語。画面いっぱいに描かれている子供たちの楽しい生活風景の中で示しています。 遊園地のジェットコースターに乗っている子供たちは「あせる」「楽しむ」「さけぶ」「うつむく」「よろこぶ」「いのる」ですし、スケート場では「ぶつかる」「つまずく」「がんばる」「はげます」「きたえる」「くたびれる」子供たちが登場します。 絵を楽しんでいるうちに似た意味の言葉や反対の意味の言葉を見つけたり、同じ言葉が違う意味を表すことを発見したり。 子供と一緒に、ひとつひとつの絵を指でさしながら声を出して読んでいるとより一層言葉が生き生きしてきます。幼児から。
(敬)=静岡子どもの本を読む会
テキストファイル化山本京子 |
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