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マーケットへ行ってみると、なんでもあります。野菜も果物も季節に関係なく並んでいます。食べものを残して捨てたことはないでしょうか。家庭から出るゴミの量が多くて処理に困っている日本です。 一方、アフリカでは、いく日もの間、食べるものもなく、飲むものもなく、やせ細って死んでゆく人が大ぜいいます。同じ地球上に住む人間なのにです。 日本は原料を輸入し、加工して、製品を輸出しています。それを、アフリカの側、原料を輸出する側から見ると、安い原料を輸出して高い製品を輸入していることになります。 それだけではなく、アフリカは雨量が少なく、土地がやせている、紛争が多いこと、また過去に、ヨーロッパの国々の植民地が多かったことも関係があります。 この本は、アフリカの現状を多くの写真とともに、いろいろな角度から、分かりやすく書いてあります。飽食といわれる日本にあって、ぜひ読んでおきたい本です。
(沢)=静岡子どもの本を読む会
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