となりのせきのますだくん

武田美穂・文・絵
ポプラ社

           
         
         
         
         
         
         
    
    
 この春入学した新一年生のみなさん、毎日元気に学校にかよっていますか。友だちはたくさんできましたか。今回は一年生になったばかりの女の子が主人公の本を紹介します。
 みほのとなりにすわっているのは、ますだくん。ますだくんは、つくえの上にせんをひいて、はみ出したらぶつぞっていうし、みほが算数の計算で手を使ったり、給食できらいなニンジンを残していると、先生に言いつけるんです。
 昨日はお気にいりのエンピツを折ったので、いつもはなき虫のみほが、けしゴムを投げつけました。今日はきっとぶたれるだろうなあ、学校に行きたくないなあ、と思っていたみほですが……。
 幼い女の子、男の子の気持ちが、コマ割り、吹き出しのマンガチックな絵で、効果的に描き出されています。
 かいじゅうの姿のますだくん、生活科の教科書、ふたりのランドセルの色など、さりげない演出にも好感がもてます。幼児から。
 (芹)=静岡子どもの本を読む会
テキストファイル化塩野裕子