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まずは〃なぞなぞ〃の本から。 小学校の二年生あたりから四〜五年生まではまさに〃なぞなぞギャングェ ィジ〃です。この遊びを覚えたころは、本当に朝から晩までなぞなぞをやっていると言っていいくらいです。 こっちはつきあわされて、本当に、心の底から〃なぞなぞ〃を呪うはめになリますが、テキは言語習得期にあってコトバに夢中になっているので、責めるわけにもいきません。 なぞなぞは、大事なものなんです。 したがって、なぞなぞの本は、そうとうつまんない本であろうと、たいていの本よリはウケます。 でも、その〃なぞなぞ〃の本の中でも、このみひかるの〃なぞなぞぴょこたん〃のシリーズは、他の本を三馬身、四馬身引き離すほどの人気があるものです。 あのね、なぞなぞもまずまず、そうしてイラストが、モダンなの! 服に流行があるように、絵にも流行があります。〃ぴょこたん〃シリーズが七○年代に出てきた時は新しかったの! いまではごく当たり前になっちゃったし、二十年近くたっていて、そろそろ限界かなァ、という気もしますが、まだ代わりの本が出てこないので手放すわけにもいきません。 人気があるのですぐボロボロになリます。『ぴょこたんのめいろあそび』なども含め、こまめに補充してください。(赤木かん子)
『かんこのミニミニ子どもの本案内』(リブリオ出版 1996/07)
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