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春まっさかり―庭にも道端にも、花をつけた草がいっぱい顔を出しています。 ふだん「雑草」と呼ばれている草にも、実はすてきな名前がついているんですよ。 この本は、はじめて身近な草に興味をもつようになった人たちのために書かれた本です。野や山や家のまわりでよく見かける春の草を七十八種類とりあげて、それぞれの名前のいわれや、特徴、食べ方、遊び方を興味深く説明しています。 子供の心に響くことばで書かれていますので、読んでいて楽しく、草の名前が不思議とよく頭に入ります。絵は、画家が野や山へ出かけて行って、実物を見ながら一点一点描きました。 文にも絵にも、手を抜かない愛情が感じられます。 とりあげている植物数は多くありませんが、これだけ覚えただけでも、道を歩くのが楽しくなるでしょう。 姉妹編として、「夏の草花」「秋の草花」もあります。
(池)=静岡子どもの本を読む会
テキストファイル化山本京子 |
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