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表紙は古めかしいけど(なにせ1960年なのだから)内容的にはようやく今の日 本が追いついた・・・・・・というか、ようやくこういう問題にまで気配りできると ころまでたどりついた、一冊だと思います。 二日前、プエルトリコからやってきたばかりで英語がひとこともわからない少年 が、同じくスペイン語しかわからないだろう(たぶんね・・・・・・)大事な犬が迷 子になってしまったのを探すというストーリーなので、もちろん40年前の子どもた ちにも"犬を探す話"としてウケたと思いますが、今の日本には同じように言葉も風 習も違う日本にやってきて、このホワニートと同じように、友だちができるだろう か、うまくやっていけるだろうか、と不安に思っている小学生はたくさんいるので す。もちろん日本の他の土地からやってきた転校生だって同じことなのだけど ―――。 小学校で一度はよんであげてほしい一冊です。 (赤木かん子) テキストファイル化佐藤美惠子 |
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