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主人公の男の子は「フョードルおじさん」と呼ばれています。なぜかというと、とてもまじめで、何でも自分でできるからです。 ある日、フョードルおじさんが人間の言葉を話すネコに会うところからお話は始まります。 ママにネコをかってはいけないと言われたフョードルおじさんは、家出してネコといっしょにいなかで暮らすことにしました。バスに乗っていなかに着くと、今度は、人間の言葉を話す犬に会い、いっしょに住む家をさがします。しっかり者で物知りネコのマトラスキンと、ちょっと、とぼけた犬のシャーリクと宝物を見つけた彼は、トラクターを買いました。 新しいテーブルクロスを食べてしまったり、みんなを角で追いかけまわすわがままなめ牛ムールカ。スープでも、カツレツでも、何でも食べる元気なトラクターのトラちゃん。知りたがりやの郵便局のペーチキンさん。それぞれの登場人物が、いきいきとお話の中で動きまわります。 ある日、フョードルおじさんが、重い病気にかかってしまいました。さてこの続きはどうなるのでしょうか? テンポの速い展開でいっきに読んでしまう楽しい本です。 (セ)=静岡子どもの本を読む会
テキストファイル化塩野裕子
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