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あなたのおじいちゃんはどんな方ですか。いるかいないかわからない無口な人ですって。でも、それはおじいちゃんの本当の顔でしょうか。意外な顔があるのかもしれませんよ。 この本の主人公トマという少年のおじいちゃんもそうでした。いつも無口なおじいちゃんが、七十二歳の誕生日に、六十年も前に出たきりの故郷の島に帰ると爆弾宣言をします。 お供をすることになったトマは、旅や島の生活を通して、思いもかけなかったおじいちゃんの過去や、意外な面を発見し、おじいちゃんが大好きになっていきます。ついには、おじいちゃんの初恋の人との再会もありますが、それが、どのように発展するかは読んでからのお楽しみ……。 あなたも身近なお年寄りに昔の話を聞いてみませんか。きっとすごい発見がありますよ。
（け）＝静岡子どもの本を読む会
テキストファイル化武像聡子 |
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