マーティンより大きく

スティーブン・ケロッグ/作
うちだ りさこ/訳 ほるぷ出版 2002年

           
         
         
         
         
         
         
    
 子どもには、一人っ子なら一人っ子の、きょうだいがいたらまたそれはそれで、悩みは常につきないものです。
 で、これもまたじぶんよりも大きくて強いお兄ちゃんがいる、という弟のばあい・・・
 ま、もちろんそれはかずかずの、限りない理不尽さを耐え忍ばねばならないっていうことでしょう。
 いくら“正義は勝つ!”って思ったところで、力にはかなわないものね。
 てなわけでヘンリーもまた、お兄ちゃんの“マーティンより大きく!”なったら・・・という空想をします。ぼくが大男になったらにいちゃんなんか骨までこなごなにして、ぼくのパンにしちゃうからな、というわけよ。はは、気持ちはわかるけどね、でも、それをききつけたパパとママがちゃんとケアするのが偉いとこ! 全国の悩める弟諸君にこの本を──。がんばれよ!(赤木かん子)
テキストファイル化岩楯真理