横谷輝児童文学論集 第二巻
現代児童文学への問いかけ 目次

「集団・生活主義童話」覚え書  7

伊藤整理論を児童文学の立場から見る  26

新人作家の方法とその可能性――リアリズムの実体をめぐって――  35

現代児童文学への問い――その中間小説的傾向について――  51

リアリズムの可能性  66
 1 リアリズム論の深化のために  66
 2 子どもをどうとらえるか  83


文学のおもしろさ感動について――児童文学を中心に――  98

戦後児童文学史論覚書  119

いま児童文学にとってなにが必要か  129
 1 転換期の児童文学  129

 2 児童文学における「私」の問題  144
 3 児童文学あるいは児童文学作家の「成熟」について  159
 4 児童文学で現代をとらえるということ――複合的視野・座標軸について――  173

 5 作者と読者の関係  186
 6 児童文学批評は必要か  194


戦後児童文学論  208

児童文学批評の姿勢――児童文学批評はなにをなしうるか――  238

児童文学批評の方法についての感想  253

児童文学批評の方法――児童文学批評における主観主義――  265

児童文学における「性」の神話の克服――児童文学にタブーはない――  279
日本児童文学者協会の運動この十年――個人的な視点をふまえて――  296

政治と児童文学――子どもも現実社会に生きる――  307

児童文学とはなにか――その一つの試み――  312

いま執拗に問わなければならないもの  325

プロレタリア児童文学運動とはなにか――その成果と欠陥――  334

成人文学の作家と児童文学作品  348

戦後の児童文学にあらわれた子ども像――高学年の場合――  374

解説・大岡秀明  388
テキストファイル化塩野裕子